今年の24冊目・山田彩人「少女は黄昏に住む」

少女は黄昏に住む (マコトとコトノの事件簿)

少女は黄昏に住む (マコトとコトノの事件簿)

難事件を次々と解決することから、「名探偵マコちゃん」と呼ばれる主人公の刑事だが、その謎を解いているのは、実はオタクで性格のひん曲がった女子高生だった。
心では硬派を貫きつつも、童顔とスイーツ好きのため、ハードボイルドになりきれない主人公と、ナチュラルボーンなドS女子高生のコンビが楽しく、「いかにも」ながらついつい読んでしまう。
推理の展開はやや強引だとは思うが、キャラ物なので、それもまたよしでしょう。

★★★★(星4つ)