今年の51冊目・垣谷美雨「七十歳死亡法案、可決」

七十歳死亡法案、可決

七十歳死亡法案、可決

医療費と年金問題を一気に解決すべく、「日本全国民は七十歳で死ななければならない」という法案が可決されたことによる人々の困惑と奮闘を、老人介護に悩むとある家族を通して描かれる。
架空設定小説の名手らしく、無理な状況でも違和感なく読ませるのは流石だ。

★★★★(星4つ)