今年の25冊目・米澤穂信「リカーシブル」

リカーシブル

リカーシブル

とある家庭の事情から、父親の再婚相手の生まれた町に引っ越してきた主人公の少女が感じる、恐怖と違和感。
町全体が意識を持っているような不気味さが妙にリアリティがあり、ちょっと三崎亜記風でもある。
古典部や小市民の方が有名だけど、実はこっちの作風が本当の米澤さんなんだよなあ。

★★★★(星4つ)