今年の70冊目・太田忠司「甘栗と金貨とエルム」

甘栗と金貨とエルム (角川文庫)

甘栗と金貨とエルム (角川文庫)

甘栗君の青春ハードボイルドシリーズの一作目。
探偵の父親を事故で亡くした高校生が、父親の請け負っていた「少女の母親探し」を引き継いで調査しているうちに、意外な事実が判明し…。
ミステリならではの結末と、青春小説のほろ苦さが上手くマッチしていて、読後も爽やかな一冊。

★★★☆(星3つ半)