今年の69冊目・有栖川有栖「高原のフーダニット」

高原のフーダニット

高原のフーダニット

有栖川有栖の最新作は、ミステリ中篇集。
どの作品も相変わらずの水準以上の面白さだが、今回の秀逸はやはり「ミステリ夢十夜」だなあ。
「こんな夢を見た」で始まる掌編集で、ミステリあり幻想あり不条理ありとバラエティ豊か。
いつか「有栖川ファンタジー」を読んでみたいなあ。
あと、松本ちえこの「ぼく」を無性に聞いてみたくなった。

★★★★(星4つ)