この組み合わせは反則

<本日の読了本1>

薔薇盗人 (新潮文庫)

薔薇盗人 (新潮文庫)

浅田次郎珠玉の短編集。
全6篇中、今回特に目を引いた作品は、「奈落」と表題作の「薔薇盗人」の2編。
「奈落」の方は全編セリフのみで、「薔薇盗人」の方は全編父親への手紙の
内容のみという構成。
どちらも、小説の手法そのものとしては決して珍しいものではないかも知れない
が、それを浅田次郎がやったとなると、これは珍しい。
しかもこの2編、実はしっかりと「ミステリ」なのである。
ミステリ好きの人も、そうでない人も楽しめる1冊ではないだろうか。


<本日の読了本2>

月館の殺人 上 IKKI COMICS

月館の殺人 上 IKKI COMICS

原作:綾辻行人,作画:佐々木倫子となっては、これは買わない訳には行かない
じゃないか。ハッキリ言って、この組み合わせはズルイ。
そりゃあ、千円でも皆買っちゃうだろう。
くそ、続きが気になるぞ。