今年の40冊目・福田栄一「春の駒 鷺澤家四季」

どこにでもいるような高校生の少年の日常に潜む謎を描く、連作短編集。
主人公の少年の家族や、探偵役の美人教師等、魅了的なキャラクターが一杯だし、どの話もハートフルな結末なのが、またよい。
福田栄一久しぶりのミステリで、期待はかなり高かったのだが、その期待に十分応えてくれた一作でした。

★★★★☆(星4つ半)