今年の39冊目・貫井徳郎「ドミノ倒し」

ドミノ倒し

ドミノ倒し

ある田舎町で、殺人事件を調査していくうちに、過去の事件との関連を次々と暴いていく探偵の活躍を、コメディータッチに描いたミステリ。
仕立てはユーモアミステリだが、真相はかなりのシリアスタッチだ。
…とはいえ、「驚愕の真相」「どんでん返し」とまで謳う程ではなく、十分想定内の結末だったのが、少し残念。
貫井さんならば、もう一ひねりしてほしかったなあ。

★★★☆(星3つ半)