今年の108冊目・小路幸也・宮下奈都「つむじダブル」

つむじダブル

つむじダブル

作者の両名と同様に、つむじがふたつある小学生と高校生の兄妹を主人公にした、家族物語。
家庭内のとある「秘密」を知ってしまい思い悩む妹と、自分の夢に向かって突き進む兄が、それぞれの作者によって心情や情景たっぷりに描かれていて、本当に良質のホームドラマを見たような感覚になれる。
小路さんはこれまでに何冊も読んでるけど、宮下さんはこの作品が始めて。
「宮下奈都」という作家を知ることが出来たのも、大いなる収穫のひとつだなあ。

★★★★☆(星4つ半)