今年の41冊目・太田忠司「月読」

月読 (文春文庫)

月読 (文春文庫)

人が死んだ祭に、最期の想いを込めた「月導」という印(現象)が出来るという世界で、その月導のメッセージを読む事の出来る「月読」の活躍を描くファンタジック・ミステリ。
まずその世界観が素晴しい。
そして巻き起こる連続殺人事件の真相が、悲しくも儚げで、エロティックですらある。
これまで読んだ太田作品の中では、確実にワタクシ的№1だ。
続編も絶対読むぞ!!

★★★★★(星5つ)