今年の107冊目・津原泰水「たまさか人形堂物語」

たまさか人形堂物語 (文春文庫)

たまさか人形堂物語 (文春文庫)

人形のことなどよく判らないまま祖父の人形店を継いだ主人公と、そこで働く新旧二人の天才人形師との人間模様を、ミステリ風に描いた連作集。
まだまだ描かれていない部分も多そうで、続編を期待してしまう一冊だ。

★★★☆(星3つ半)