今年の75冊目・荻原浩「誰にも書ける一冊の本」

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)

誰にも書ける一冊の本 (テーマ競作小説「死様」)

「死様」をテーマに競作した、荻原浩の最新作。
末期癌で死の淵にいる父が残した手記は、創作なのか現実なのか?というミステリ的展開の中で「生と死とは何か」から「家族とは」「平和とは」等々色々な事を考えさせる作品だ。
この競作シリーズ、今後もやっていくのかなあ。楽しみだ。

★★★☆(星3つ半)