今年の135冊目

月と蟹

月と蟹

最近の道尾作品のテーマにもなっている「少年の苦悩」に、ミステリの手法を織り込んだ最新作。
ミステリ的にはどうか(作者本人が一番嫌う表現を使ってしまった)だけど、文学的な出来はかなり高いと思う一作です。

★★★★(星4つ)