多くを期待しちゃいけません(笑)
<今週の読了本>
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2005/02/24
- メディア: 文庫
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なみだ特捜班におまかせ!―サイコセラピスト探偵 波田煌子 (ノン・ノベル)
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/10
- メディア: 新書
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鯨統一郎を立て続けに読んでみた。
最近親しくなった某氏のサイトで酷評されていた鯨氏だったが、上記2作は
まあまあ面白かった。
どちらの作品もシリーズ物の第2弾なのだが、前作のテーストそのままの内容。
この人は短編の連作を書くと、起承転結をそっくり同じパターンで書き上げると
いう特徴がある。
まるで、「小説作成ツール」に登場人物とトリックだけをぶち込んで、自動に
書き上げているみたいだ。
先に書いた某氏のサイトでは
「ミステリがどうこうよりも、作家として終わっている」
と書かれていたが鯨氏だが、ワタクシは最初から鯨統一郎には文章の巧みさは
全く求めていないので、さほどの失望はなかったなあ。
強引なこじ付けとおバカなトリック。
今ミステリ界でこれをやっても許されるのは、鯨統一郎と蘇部健一だけでは
なかろうか??