クィーン素人

＜本日の読了本＞

ニッポン硬貨の謎

北村薫が書く、クィーンのパスティーシュ。
そして、「50円玉20枚の謎」の大トリである。
感想としては、流石は北村薫。見事にクィーンになり切り、クィーンの
世界を描き出して…と言いたい所なんですが、じつはワタクシ、クィーンの
「国名シリーズ」って、ただの一作も読んだ事がないのですよ。
どうも、翻訳物が今ひとつ苦手で…。
だから、作品内における「国名シリーズ」の考察も、作品全体がかもし出して
いる（であろう）クィーンの雰囲気も、ほとんど理解できないまま読了して
しまったので、それが少し残念ではあった。
それでも、作中に登場する「大阪の少年」が「有栖川さんのことかな？」
というのは、なんとなく判ったけどね。

そういえば、先日の日記にも書いた「ＡＬＰＨＡ版『50円玉20枚の謎』」
も、いい加減書き始めないとなあ。
でも、その前に本家のＨＰの「キリ番小説」もあるから、そっちが終わって
からになりそうだ。
うーむ、相も変わらずやることばかりがテンコ盛でどうしたもんだろうか？？