ナポリを見て死ね
<本日の読了本>
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/11
- メディア: 文庫
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いつもながら、この人は日本語で遊ばせたら右に出る者がいないなあ。
それくらいに上手い。
今回も、各業界特有の言い回しをパロディしたり、おかしな日本語の
使い方を研究したりと、相変わらずの清水ワールド全開である。
内容を色々書いても仕方ないので、今回一番勉強になった「ガセビア」を
一つだけ。
「帝王切開」という言葉は、帝王ジュリアス・シーザーがこの方法で生まれた
からその名がついたと思っている人が多いが、実はそうではなくて、ラテン語
で「切る」を意味する「カエスラ」がいつしか「カエサル」になり、今の様な
誤った翻訳になってしまったという事であるそうだ。
他にも誤って伝わっている言葉がたくさん紹介されており、今回のタイトル
もその一つ。
興味がある方は、調べてみたらいかがでしょうか??