今年の20冊目・葉真中顕「ロスト・ケア」

ロスト・ケア

ロスト・ケア

要介護の老人を次々と殺戮して行く「彼」とは、単なる殺人鬼なのか、それとも「究極の介護」なのか?
老人介護社会の問題を浮き彫りにしつつ、本格ミステリの手法もしっかり楽しめる、第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作だ。
この作品、犯人が逮捕されてからが本題なんだろうなあ、きっと。

★★★★(星4つ)