今年の13冊目・石持浅海「フライ・バイ・ワイヤ」

フライ・バイ・ワイヤ

フライ・バイ・ワイヤ

とある理由で学校に通えない少女が操るロボットが転入してきたクラスで、謎の連続殺人が巻き起こる、近未来学園ミステリ。
人物設定や、犯人特定に至るまでの推理の論理展開などは、相変わらずの上手さでグッド。
ただ、フーダニットよりもホワイダニットの要素の方が強い作品なのだが、その肝心の殺害動機がイマイチ納得出来ないのがチョイト残念でした。

★★★☆(星3つ半)