今年の76冊目・森晶麿「黒猫の接吻あるいは最終講義」

黒猫の接吻あるいは最終講義

黒猫の接吻あるいは最終講義

アガサ・クリスティ賞受賞作の「黒猫シリーズ」第二弾。
5年前のとあるプリマドンナの死亡事件の謎を、名探偵黒猫が解き明かす。
前回は随分と「論理こねくり回し」系の推理が目立ったが、今回は推理の方向が矢鱈と詩的なのが気になった。
でも、決して面白くない訳ではないので、続編が出たらまた読んでみたいなあ。

★★★☆(星3つ半)