今年の49冊目・樋口毅宏「さらば雑司ヶ谷」

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

さらば雑司ヶ谷 (新潮文庫)

東京のド真ん中「雑司ヶ谷」を舞台に繰り広げられる、アンダーグラウンドなハードボイルド。
血で血を洗う抗争の凄まじさと、綺麗事一切なしの感情のぶつかり合いの描写が見事だ。
著者が「日本のタランティーノ」と呼ばれるのも、素直に納得の一冊でした。

★★★★(星4つ)