今年の24冊目・中山七里「連続殺人鬼 カエル男」

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)

子供がカエルを弄ぶように、人間を吊るしたり切り刻んだりして殺害する「カエル男」の恐怖を描くミステリ。
「カエル男」に翻弄される警察やマスコミと、それに踊らされて動揺する市民の描写が生々しい。
アクションシーンも痛みが臨場感タップリに伝わって来るし、どんでん返しの結末も含めて、単なる猟奇殺人モノでは終わっていないのが素晴らしいなあ。

★★★★(星4つ)