今年の10冊目・三崎亜記「海に沈んだ町」

海に沈んだ町

海に沈んだ町

三崎亜記の幻想短編集。差し挟まれる写真がいい感じだ。
名作「失われた町」の世界観に通じる作品もあり、ファンとしては嬉しい一冊。
小説の中に、次回の短編のタイトルがキーワードとしてさり気なく出てくるあたりも、芸が細かくていいなあ。

★★★★(星4つ)