今年の116冊目

ダブル・ジョーカー

ダブル・ジョーカー

吉川英治文学新人賞日本推理作家協会賞をダブル受賞した「ジョーカー・ゲーム」待望の続編。
名作の続編は、えてしてスケール・ダウンに陥りがちだが、この作品に限っては、その危惧は無用。
前作を凌ぐほどのスケールと緊張感。これぞ、超一流のスパイ・ミステリ。
特に、「魔王」結城中佐が不気味なほどの存在感を示す、冒頭の表題作は絶品。

★★★★★(星5つ)